SSL証明書の有効期限が切れてしまった場合の対処法

SSLが突然外れてしまったりした場合、以下の対処法を試みてください。

参考までにエックスサーバー、さくらサーバー、CPIサーバーなど主要なレンタルサーバーの場合の例も挙げておきます。

SSLがWEBサイトにとって重要な理由

SSL（Secure Sockets Layer）は、Webサイトとユーザー間でやり取りされるデータを暗号化するための重要な技術です。これにより、第三者によるデータの盗聴や改ざんを防ぎます。特に、個人情報やクレジットカード情報を扱うサイトでは、SSLは必須です。さらに、GoogleはSSL対応サイトをSEOで優遇するため、検索結果でも上位表示が期待できます。SSLは、セキュリティ強化とSEO効果の両方において重要な役割を果たします。

SSL証明書の有効期限が切れてしまった場合、以下の順番で確認と対処を進めます。

１・有効期限の確認

SSLの不具合で一番多いのはこの有効期限が切れていることです。まずは状況確認が大事です。

エックスサーバー

1. エックスサーバーの「サーバーパネル」にログイン。
2. 「SSL設定」メニューを選択。
3. 「SSL設定一覧」でドメインごとのSSL証明書の状況と有効期限を確認。

さくらサーバー

1. 「さくらインターネット コントロールパネル」にログイン。
2. 「ドメイン/SSL設定」を選択。
3. SSL証明書の有効期限が表示されるので確認。

CPIサーバー

1. 「CPI Control Panel」にログイン。
2. 「サーバー設定」内の「SSL証明書設定」を選択。
3. SSL証明書のステータスと有効期限を確認。

それぞれの管理パネルから簡単にSSL証明書の状況が確認できます。

２・自動更新の確認

多くの場合、SSL証明書は有料・無料問わず自動更新されますが、自動更新が外れてしまう理由として、主に料金の未払いが挙げられます。

エックスサーバーの場合:

SSL自動更新の対応方法は、管理パネルにログインし、「SSL設定」から確認できます。自動更新がオフになっている場合は、手動で設定し直します。支払い方法をクレジットカードに変更するには、会員情報ページの「支払い方法」からクレジットカード情報を登録・更新します。

さくらサーバーの場合:

「コントロールパネル」からSSLの設定状態を確認できます。支払い方法を変更するには、「契約情報管理」→「支払い情報の変更」でクレジットカードの登録が可能です。

CPIの場合:

「サーバーコントロールパネル」でSSLの自動更新状態を確認し、問題があれば手動で有効化します。支払い方法は、「支払い管理」からクレジットカードに変更できます。

３・カスタマーサポートへ連絡

それでもSSLの再設定ができない場合は、サーバー会社のカスタマーサポートへ連絡することをお勧めします。
SSLの設定は専門知識がないと正しく設定できません。プロに任せるほうが問題解決の時間はかからないと思います。